社会との協働を含む⾼次のアクティブ・ラーニング

 学生の自律的かつ能動的な学習活動を促すことを目的として、社会との協働を含む高次のアクティブ・ラーニングを推進し、授業に取り入れる取組みを行っています。

○社会との協働:産業界(企業)や官公庁等、学外者との連携による協働授業
○高次のアクティブ・ラーニング:専門知識を活用した課題解決を目的とし、解が一つではない問題に取り組むPBLやモノづくりの創成授業

 実際に、各学部・大学院で実施している社会との協働を含む高次のアクティブ・ラーニング授業の代表的な事例・内容をご紹介します。

 工学部(戸畑キャンパス)

●電気電子工学PBL実験

 自分たちで目標を設定し、如何に課題を解決していったのか、その過程を学ぶことを目的に、自分たちのオリジナルの電子機器を一から開発するPBL実験を実施しました。
 成績最上位チームは、大学・高専生によるプロジェクト成果の発表と福岡県内の高校生による課題研究発表を実施するPBL合同成果発表会でプレゼンします。合同発表会では、学外の企業の方々が審査員になられており、貴重なご意見やご指摘を次年度のPBL実験の向上に活用しています。

⇒ 授業の内容紹介(PDF)

 情報工学部(飯塚キャンパス)

●九工大enPiTコース

 基礎知識学習科目、PBL基礎科目および発展学習科目から成る九工大enPiTコースを開講し、ソフトウェア設計や人工知能プログラミングについての基本的な知識を身に着け、グループミーティングによる課題の発見、システム構築をチームごとに行います。
 連携企業と議論の上、PBLの課題設定や実施方法について検討しました。連携企業も成果報告会に参加いただき、発表に対するコメントや評価を実施しています。

⇒ 授業の内容紹介(PDF)

 生命体工学研究科(若松キャンパス)

●国際インターンシップ

 学生を2週間マレーシア・プトラ大学(UPM)に派遣し、課題設定から課題解決までを、UPM学生と協働で行わせています。
 また、Learning Complex (アクティブ・ラーニングを支援する環境)の1つとして整備された施設であるMACSで、遠隔会議システムを用いて、UPMとMACSを中継し、国際インターンシップの成果報告会を行いました。

⇒ 授業の内容紹介(PDF)

 教養教育院

●国際協働演習

 履修者は多文化環境において自主的・自律的に課題を設定し、あらゆる道具(言語、非言語、知識、情報など)を用いて課題を解決する力を、体験型学習を通して身につけることを目指します。
 アクティブ・ラーニング型教室であるインタラクティブ学習室を利用して、留学生(マレーシア・プトラ大学からの短期訪問生)との協働学習では、持続可能な開発目標(SDGs)を題材に、身近な課題の現状について理解を深めるためのPBL(フィールド・ワークおよび課題解決方法の提案)を行いました。

⇒ 授業の内容紹介(PDF)