TV会議システムの導入 (1989年〜)

情報工学部(飯塚キャンパス)が1986年10月に設置され,工学部(戸畑キャンパス)とあわせて2学部体制となりました.大学運営に関する会議は両学部をまたぐ形となり, TV会議システムが必要不可欠となったため,1989年頃に導入しました.

残念ながら1989年当時の資料が残っていないため, 1992年当時の利用風景とTV会議室のレイアウト構成を以下に示します.このシステムでは,2台のカメラを使って参加者の様子を音声と共に相手キャンパスに伝送することができました.リモコン操作で,カメラを操作することもでき,必要があれば発言者のクローズアップを行うこともできました.また,OHCによる資料の映像化や,会議の様子をビデオ録画することもできました

TV会議システムを実現するために,高速デジタル回線とNEC製マルチメディア多重化装置(Multi Media Multiplexer. MMM)を使って,両キャンパスを384Kbpsで接続していたと思います. 両キャンパスに分散運用していた情報科学センター計算機システムもMMM装置に接続していましたが,通信速度は9600bps程度でした.キャンパス間の通信はほとんどがTV会議システム用だったと思います.