センター長挨拶

 坂本寛学習教育センター長 

  学習教育センター長

  坂本 寛

  情報工学研究院 生命情報工学研究系 教授


社会、経済、文化など様々な面で国際的流動化の進む21世紀では、既存の知識や技術では対処できない諸課題が生じており、これに対応するために新たな知を創造し、社会を改革することが求められています。したがって、大学教育おいては、幅広い視野と専門的能力を併せもってグローバル化時代を開拓できる人材の育成がますます重要になっています。
 九州工業大学では、1909年の開学以来、一貫して時代をリードする技術者の養成を行ってきました。近年では、文部科学省から教育の好事例として、学部教育では「学生自身の達成度評価による学修意識改革」(2007~2009年度)、「PBLを基軸とする工学教育プログラム(2008~2010年度)、「自学自習力育成による学習意欲と学力の向上」(2009~2011年度)など、大学院教育では「モジュール積み上げ方式の分野横断型コース」(2007~2009年度)、「グローバル研究マインド強化教育プログラム」(2007~2009年度)、「プロジェクト・リーダ型博士技術者の育成」(2009~2011年度)などが採択され取り組んできました。さらに、2009年に先進的な教育環境であるMILAiS(未来型インタラクティブ教室)を設置して、チーム学習などの新しい学習・教育の開発を推進しています。
 学習教育センターは、本学における各組織のこのような教育活動及び学習環境の改善に関する取り組みを支援し、これらの活動相互の連携を図りつつ学習教育の充実に資することを目的として、2011年4月に設立されました。設立以来「創造する個」と「グローバル人材」の養成を柱に、学生が主体的に学び、グローバルに活躍する技術者としての能力を身につけることができるような学部・大学院教育の改革を推進しています。
 本学では「社会と協働する教育研究のインタラクティブ化加速パッケージ~技術者のグローバルコンピテンシー獲得へ~」(平成25年度国立大学改革強化推進補助金)が採択され、技術者のためのグローバルコンピテンシーの養成教育として、次の3つの “C” に注目して教育改革を進めています。技術者のためのグローバルコンピテンシー(GCE:Global Competency for Engineer)の作成・評価・可視化、このGCEを育成するための国際通用性のある全学教育カリキュラムとサーキット型教育プログラムの開発及び実施(Global Circuit Learning)、及びこれらの学びを支援する複合的学習環境(Learning Complex)の整備です。
 当センターは、学習支援部門、教育・FD支援部門、ICT支援部門、グローバル・ラーニング支援部門の4部門で構成されています。4部門はそれぞれ、学習者視点に立った学習支援、教育改善等の支援、ICTを用いた学習・教育支援、およびグローバル教育の推進を担当し、教育高度化推進機構による大学教育改革の推進・支援機関としての役割を担っています。
 センターの活動は、随時Webページ等を通じて公表させていただきます。また、定期的に学習・教育に関するフォーラムやシンポジウムを開催して、皆様方と交流させていただきたいと考えていますので、ご指導、ご協力ならびにご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2016年4月

学習教育センター長  坂本 寛