遠隔講義システムの試み (1994年〜)
TV会議システムの技術をうまく活用すれば,戸畑キャンパスと飯塚キャンパス間で遠隔講義も可能では?という思いから,中村順一助教授(当時)が「マルチメディア通信実験装置」を平成5年度概算要求(補正)にて獲得しました.マルチメディア通信実験装置は,『情報工学部キャンパス全体および工学部キャンパスの一部をフィールド実験場として,これからの高度情報化社会に向けてデジタルデータ伝送技術の進歩による映像・画像・音声・テキストデータ等を統一的に伝送・処理するマルチメディア通信技術の研究・開発・利用実験を行う』を目的として,次の 3 つの要素で構成されていました.
- マルチメディア入力・表示システム
映像・画像等をデジタルデータとして取り込み,静止画・動画・テキスト情報等を検索・表示する - マルチメディアデータ蓄積装置・制御用計算機
多量の画像データ・テキストデータを蓄積管理する蓄積装置, 及び(1)のシステムの制御と,テキストデータの入力・各種データの編集等を行う - 画像データ通信装置
情報工学部キャンパス内および工学部などの遠隔地と (1) の入力・表示システムとを接続し,講義における教材提示およびテレビ講義に利用する
これらのシステムの利用風景を以下に示します.
伝送技術の進歩による映像・画像・音声・テキストデータ等を統一的に伝送・処理するマルチメディア通信技術の研究・開発・利用実験を行う』を目的として,次の 3 つの要素で構成されていました.