Moodleコースからの(外部ツール経由の)Zoomの利用について(2021/5/31,6/9,6/24更新)
Webブラウザの高機能化に伴い、Moodleコースからの(外部ツールによる)Zoomの起動がうまく動作しないことが報告されています。これは、Webブラウザのセキュリティ強化と、Zoom側のLTI連携機能(LTI Pro)の改訂(2021/5/30に実施されたようです)による影響などが起因しています。
学習教育センターでは、第2Qの影響を最小に抑えるために、急遽、Moodleの外部ツールの既定設定を変更(2021/6/9 20:00)いたしました。どうぞご了承ください。遠隔授業の実施際に、お気づきの不具合や情報があればお知らせください。各Webブラウザのポップアップの許可は必要となりますが、多くのWebブラウザの規定値で動作する(2021.6.9現在)と思われます。
重要:第2QからMoodleのコースを使用し、外部ツール経由でZoomをご利用になる方は、初期設定が必要です。詳しくは、Moodleのコース上の「Zoomの入口」の使い方について(教職員向け)/ https://www.ltc.kyutech.ac.jp/11399/ をご覧ください。また、九工大IDを入手済みの方は、九工大IDに紐づくZoom IDを九工大IDでログインすることでご利用になれます。詳しくは、ビデオ会議システムZoomの利用設定の方法について https://www.ltc.kyutech.ac.jp/11033/ をご覧ください。また、Zoomアプリケーションの最新(2021.6.9現在5.6.7)にアップデートすることを強く推奨します。
- 外部ツールの規定値の変更(2021/6/9 18:30ごろ実施)
- 箇所:ディフォルトの起動コンテナ
- 変更前:「埋め込み(ブロックなし)」
- 変更後:「新しいウィンドウ」
- 外部ツールのディフォルトの起動コンテナの設定値を、変更された方は、「新しいウィンドウ」への設定変更をお勧めします。
- 確認したWebブラウザ
- M1版 Safari14.1.1 (macOS Big Sur 11.4)
- M1版 Chrome91.0.4472.77(macOS Big Sur 11.4)
- Edge 91.0.864.41(Windows 10 Pro 21H1)
- Chrome 91.0.4472.77(Windows 10 Pro 21H1)
- Firefox89.0(Windows 10 Pro 21H1)
- Safari+Zoom5.6.6(iOS14.6) ※Moodleアプリケーションからアクティビティ起動する際、・・・をタップし「ブラウザで開く」をご使用ください。
- 確認予定のWebブラウザ
- M1版 Firefox(macOS Big Sur 11.4)
- Intel版 Safari (macOS Big Sur 11.4)
- Intel版 Chrome(macOS Big Sur 11.4)
- Intel版 Firefox(macOS Big Sur 11.4)
- (Android9,11)
- 関連する情報
- https://devforum.zoom.us/t/lti-pro-safari-blocking-session-cookie/51576
不具合例3:macOS におけるSafariによるMoodleコースからの(外部ツール経由の)Zoomの利用について(2021.05.31)
ブラウザでSafariを使用して、Moodle上のコースページから、外部ツールを用いてZoomにアクセスする際に、下記エラーが表示される場合があります。以下の設定を行うか、担当教員に連絡して、外部ツールの設定値の変更を依頼してください。
これを回避するには、Safariの設定で、Webサイトによるトラッキングの「サイト超えトラッキングを防ぐ」のチェックを無効にする必要があります。
不具合例4:ブレイクアウトルームの事前割り当てについて(2021.06.24)
Moodleの外部ツール(Zoomの入り口)を用いて作成したZoomのミーティングでは、ブレイクアウトルームの事前割り当ての情報が保存されません。
ブレイクアウトルームの事前割り当ての設定を行う為には、Zoomサイトにログインした後、左の設定をクリックして表示される設定メニューから、下記図の「スケジューリング時にホストが参加者をブレイクアウトルームに割り当てることを許可する」にチェックを入れて保存する必要があります。
なお、上記設定を行っても、ブレイクアウトルームの事前割り当ての設定は、現在Zoomのサイト内でミーティングの編集をする際にのみ表示されます。ZoomクライアントやMoodleの外部ツールでは表示されません。
ブラウザでZoomサイトにログインして、ミーティングのスケジュール及び編集で、ブレイクアウトルームの事前割り当ての設定が可能(下記図参照)ですが、Moodleコース内の外部ツールでスケジュールしたミーティングでは、事前割り当ての設定が保存されません(事前割り当てを設定した時は、下記図の様に設定が表示されますが、図の「保存」をクリックしても、事前割り当ての情報が保存されません)。
Zoomで事前にブレイクアウトルームを設定されたい方は、お手数ですが、Moodle内の外部ツール(Zoomの入り口)ではなく、ブラウザでZoomのサイトにログインして、Webサイト内でミーティングのスケジュールの作成と、ブレイクアウトルームの事前割り当てを行ってください。その手順であれば、ブレイクアウトルームの事前割り当ての設定が保存されます。
Webで作成したミーティングの接続情報を学生に連絡する際は、セキュリティの観点から、外部ツールのインポート機能のご利用をお勧めします。
0.あらかじめブレイクアウトを割り振った会議をWeb上で作成します。
1.Moodleコース内の外部ツールを起動します。
2.右上の・3つ(縦・3つ)をクリックします。
3.ミーティングをインポートしますを選びます。
4.Webで予約済みのミーティングIDをカット&ペーストします。